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飼い猫がキャットフードを食べない原因とは?その対策についてもご紹介!

 飼い猫がキャットフードを食べてくれない…そんな悩みを持つ飼い主さんが多いようです。

 猫は、味・食感・香りなど、さまざまな点を敏感に感じ取り食事をするので、気に入らないものはたとえお腹が減っていても口を付けずに拒絶し続けることもあるそう。

 また、極端な食欲不振は病気に侵されている可能性もあります。これは飼い主として非常に怖いですよね。

 そのため、飼い猫をよく観察し、何故キャットフードを食べないのかを見定める必要があったんです…。

キャットフードを食べない原因

 これには様々な理由が存在しますが、猫がキャットフードを食べなくなる原因としてどのような事が考えられるのか?以下にいくつかピックアップしてみました。


味や食感が嫌い

キャットフードを不味がる猫

 猫はとても味にうるさく、少しでもキャットフードに気に入らない点があれば一切口をつけないという事もしばしば。

 “新しいものに変えたとき食べなくなる”というケースは多くありますが、いままで食べていたものを食べなくなるというのはなぜでしょうか?

 たとえば、劣化して香りが飛んでいる、酸化が進んで味が変わっているという事はありませんか?それらの事を敏感に察知して全く食べなくなる事もあるようです。


栄養素が合わない

キャットフードに使われる穀物

 猫は自分の身体に必要な栄養をわかっているので、それに合わない食事は食べないことがあります。

 猫にとって必要なのは高タンパク・低炭水化物の食事ですが、安く販売されているキャットフードは原材料の最初に穀物が記載されているものが多く、これでは炭水化物の量が多すぎて食べてくれないことが多いようです。


飽きる

魚に飽きた猫

 ドライキャットフードは完全栄養食なので、ほとんどの場合それだけを食べさせ続けていますよね。

 ずっと同じ味では猫も食べ飽きてしまう事がある様です。これは、子猫の時期に起こることもありますし、シニア猫になってから起こることもあります。

 ただ、別のものを与えたり一定期間を空けるとまた同じフードを食べるケースがあるようなので、猫の気まぐれや気分的なものもあるかもしれません。


おやつ

ご飯を食べさせてもらう猫

 ご飯の時間に食事をあげても食べない・残すというのは、間食が原因になっている事もあります。

 最近では猫用おやつの種類も増え、飼い主の選ぶ楽しみが増えたこともあり、愛猫におやつを与える飼い主さんが多くなりました。

 猫がおやつでお腹いっぱいになってしまえば当然食事を残すことになり、必要な栄養素を摂取できないことになってしまうので、おやつの与え過ぎには注意したいですね。


季節的な問題

夏バテしている猫達

 猫は季節によって摂取カロリーに変化があるため、あまり食べない時期もあるそうです。

 食事量としては、春→普通食、夏→小食、秋→普通食、冬→大食となっているそうです。夏の暑さで食欲が落ちるのは猫も人間も同じですね。

 また、繁殖期に入っている時も食欲にムラがあるそうで、特にオスは性欲の衝動が強すぎるため食事をしなくなることもあるようです。また、メスが妊娠初期の場合も食欲が一時的に落ちることがあるそうです。


加齢

日に当たる老猫

 人間同様、猫も加齢とともに食が細くなっていきます。これは基礎代謝が低下し必要なエネルギー量が減るためです。

 「うちの猫はまだまだ元気」と思っていても、加齢によって食欲が落ちていることも考えられます。

 また、歯や顎の衰えによって食べたくても食べられないという事があるかもしれません。いつものドライフードは食べ残すのに柔らかいものなら食べるという場合は、こちらが原因かもしれませんね。


病気

助けを求めている子猫

 猫がかかる病気1位はガン、2位は急性腎不全です。この2つとも初期症状の中に「食欲不振」というのがあります。

 単に好き嫌いで食事を食べ残しているだけではなく、重大な病気によって食欲が落ちる事もあるので、そこはしっかりと見定めてあげなくてはいけません。

 病気が原因でキャットフードを食べないときは、他にも症状がでているかもしれません。おしっこや便の状態、皮膚のただれや湿疹の有無など、よく猫を観察してあげることが必要です。

食べないときの対策

 前項目では、猫がキャットフードを食べなくなる理由をいくつかご紹介しましたが、どうすればキャットフードを食べてくれるようになるのでしょうか?

 以下に考えられる対策をまとめてみました!


キャットフードを変える

ネズミを狙う猫

 飼い猫がいつもの食事に飽きていた場合は、キャットフードを変えてあげましょう。ただし、初めは食べなれたものに10%ほど新しいフードを混ぜて与えるようにしてください。

 逆に新しいフードに変えたことで「味や食感が嫌い」「栄養素が合わない」などの理由で食べなくなることもあります。

 新しいものを買う際は、しっかりと中身の原材料を確認して猫にあったものを選ぶようにしましょう。この場合も、少しづつ割合を増やしていくことで新しいフードに慣れさせる必要があります。

 どうしても新しいフードに慣れない場合は、無理をせずに前の食事に戻すことも考えてあげてくださいね。


食事に変化を付けてみる

晩酌をする猫

 同じキャットフードに飽きている場合や、加齢によって食欲が落ちている場合、食事に変化を付けてみましょう。

 同じドライフードでも、少し砕いてあげるだけで食感が変わり食べてくれるようになるかもしれません。加齢で食べずらくなっているなら、少し水でふやかして変化を付けるのも有効です。

 また、食事に変化を付けるならウェットフードを取り入れるのもいいでしょう。ウェットフードは香りが強いので猫が興味を示しやすくなっています。

 いつものドライフードと合わせて与えるようにすれば、食いつきも良くなるかもしれません。


病院に連れて行く

猫のドクター

 どうしても飼い猫がキャットフードを食べてくれない場合には、かかりつけの病院に相談しに行ってみましょう

 ごはんを食べない原因が病気の場合、心配している間にどんどんと病状が悪化していく可能性もあります。まずは適切な対応ができるように、しっかりと調べてもらうのが得策です。

 もし、病気が見つからなくても適切な食事のアドバイスをしてくれますし、場合によっては別の検査や点滴などの処置を施してくれますので、飼い主にとっても安心ですよね。

まとめ

大勢でご飯を食べる猫


 ここまで、飼い猫がキャットフードを食べない原因と対策についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

 愛猫が食事をしてくれないと飼い主としては心配になりますが、しっかりと観察し対策を取ってあげることが解決の第一歩に繋がります

 そのため、日ごろから体調の管理やおかしなところが無いか、注意深く見守ってあげるようにしましょう!

 ちなみに、猫が美味しいと感じた時に取るリアクションとして、「まぶたを半分ほど閉じる」「下を突き出す」「口を開閉する」「鼻を舐める」などがあるので、飼い猫が食事をしている際にこっそり確認してみるのも良いでしょう!

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