キャットフードのふやかし方や水につける時間って?いつまであげればいい?
本記事のポイント
- ふやかす手順は3つだけ
- 子猫に与える期間について
カリカリとした食感が美味しそうなドライフード。いつもはパキパキ音を鳴らしながら食べていますが、時には「ふやかして」与えることも必要になります。
水でふやかすことで柔らかくなり、まだ歯が生えてない離乳期の子猫や、噛む力が弱くなった老猫にとっては食べやすく消化も良くなるからです。
そこで、ドライフードのふやかし方に関する情報をわかりやすくまとめてみました。
ドライフードのふやかし方って?
ふやかし方のまとめ
- ぬるま湯に浸すだけ
- 食べ残しは必ず捨てる
ドライフードをふやかすと言っても、お湯に浸すのか、それとも水に浸すのか。
そして、どれくらいの時間をかけてふやかせば良いのかなど、細かい部分で迷ってしまいますよね。そこで、以下にふやかす時間や手順についてご紹介していきます。
ふやかす手順と時間
このとき、器は浅いものより少し深みのあるものにしましょう。
熱湯をかけると早くふやけるようですが、キャットフードに含まれるビタミンが熱によって破壊されることがあるようなので、ほどよいぬるま湯にしましょう。
体感としては、お風呂の温度(38~40度)程度で良いと思います。
カリカリの感覚がなくなる程度(約10分前後)に柔らかいことを確認し、念のため熱くないか確認してください。
以上が、キャットフードをふやかす方法になります。非常に簡単な手順でしたね!
ただ、ドライフードは元々そのまま食べるように作られているため、ふやかしたものは鮮度が落ち劣化が進みやすくなるので、なるべく早く食べさせましょう。食べ残した分はもったいなくても破棄し、その都度新しいものを作ってあげるようにしましょう。
ふやかしたドライフードはいつまであげるの?
ふやかしたドライフードをあげる期間
- 子猫は生後100日(約3か月)
- 老猫は期間なし
そもそも、柔らかくするならウェットフードでもいいのでは?と考えそうなものですが、ドライフードは「総合栄養食」として猫に必要な栄養素がすべて詰まった食事に対し、ウェットフードは「栄養補完食」や「一般食」と呼ばれ、それだけ食べていても猫に必要な栄養素すべてを補うことが出来ません。
だから、柔らかいウェットフードではなく、固いドライフードをふやかす必要があるんですね!
では、このふやかしたドライフードはいつまであげれば良いのでしょうか?以下に子猫と老猫に分けてまとめてみました。
仔猫の場合
子猫にふやかしたドライフードを与えるのは、生後100日(約3か月)までが目安と言われています。生後2か月くらいからは、ふやかすお湯の量を減らしていき、徐々に硬さのあるものに変えていきましょう。
初めから固いままドライフードを食べられる子猫もいるようですが、消化器官がまだ未発達なことに加え、かみ砕くことをしっかりと覚えていなければ、そのまま飲み込んで喉に詰まらせる恐れもあるので気を付けましょう。
老猫の場合
老猫の場合、噛む力や消化能力が衰えているので、柔らかいドライフードは食べやすくていいですね。そのため、老猫に関しては特にいつまでという期間はありません。
ただ、あまり柔らかくし過ぎてしまうと、さらに噛む力が弱まる可能性があるので、ある程度の固さは残すようにしましょう。
また、なかなか食べてくれない時は食欲が落ちている事も考えられます。そんなときは、ふやかしたドライフードにウェットフードを混ぜ込んでみたり、スープタイプのウェットフードでドライフードをふやかすと、食欲が増すこともあるようなので、試してみるのも良いですね。
冒頭でもお話ししたように、まだ歯が生えてない離乳期の子猫や、噛む力が弱くなった老猫にとっては食べやすく消化も良くなるので、それだけでもメリットは大きくあります。
ただし、柔らかいことで歯石が付着しやすく、猫に多いと言われている「歯周病」にかかりやすいデメリットも抱えているので、ふやかしたフードはあくまでも離乳用や、歯がない場合、噛む力が弱いという猫だけにし、健康な成猫は顎を強くし歯の成長や虫歯予防にもなる固いままのドライフードを与えるようにしましょう。
おすすめのドライフード
ここまで、ドライフードを水でふやかす方法やどんな猫に向いているかなどの情報をまとめてきましたが、いかがだっでしょうか。
飼い猫が元気に成長し、健康な生活を送ってもらうためにも、美味しく食べやすい食事を作ることは飼い主の務めです。水でふやかしてから与えるというのは少し手間がかかってしまいますが、猫の状態にあった美味しい食事を準備してあげてくださいね!
また、子猫や老猫にあげているドライフードで、どのドライフードが良いのか?おすすめを聞かれることがあるので、それについて書いた記事を掲載しておきます。興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。