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猫缶などのウェットキャットフードの保存方法とは?開封後の保存は難しい?

ウェットフードを食べる猫

本記事のポイント

  • 保存場所として避けるべき4つの場所
  • 基本的に開封後は破棄する
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カリカリとしたドライフードとは違い、水分量が多く柔らかいのが特徴的な「ウェットキャットフード」。子猫や老猫でも食べやすく、食事から水分補給ができるため、水を飲むのが苦手な猫にも適しています。

また、ウェットフードを嗜好品として与えている飼い主さんも多く、普段ドライフードへの食いつきが悪い子でも「ウェットフードなら喜んで食べてくれる」という声を多く聞きます。

そんなウェットフードを購入後、どのように保存していますか?賞味期限が長いと言われているウェットフードですが、きちんと保存しておかないと徐々に劣化していってしまうんです。

そこで今回は、ウェットフードの保存方法についての情報をまとめていきます。

ウェットキャットフードの保存方法

ウェットフードの保存方法まとめ

  • 高温多湿の場所は避ける
  • 開封後はなるべく破棄する
  • 冷凍も良いが味は落ちる

海外製の猫缶

ウェットフードを好んで食べる猫は多いですよね。柔らかく食べやすいという事もありますが、高タンパク・高脂質であり、さらに低炭水化物という猫本来の食性にとても近い事が理由として挙げられます。

また、ドライフードと比較したとき、一見ウェットフードの方が高カロリーに思われがちですが、実はたくさん食べても低カロリーな食事なんです。他にも、ドライフードと混ぜて与えることで「食欲が落ちたとき」や「フードを変えたときに食べてくれない」といった問題を解決する為に与えられるケースも多く聞きます。

種類も豊富で、食感もツナ缶のようなものからスープタイプのものまで様々。猫の食べる楽しみが増えること間違いないですね!

未開封だと長期保存が可能

そんなウェットフードは飼い主さんにもメリットが多く「一回分がわかりやすい」「持ち運びが楽」という点や、「長期間の保存が可能」などが挙げられます。

特に、長期の保存が可能という点では、未開封であればドライフードよりも保存が効き、災害時の備蓄品としても活躍してくれます。

保存場所は25℃以下の所へ

では、未開封のウェットフードを長期間保存し、より美味しく鮮度を保つにはどのように保存しておけば良いのでしょうか?ウェットフードの保存で一番気を付けたい点は「温度」です。

ウェットフードには、缶詰・アルミトレイ・レトルトパウチなどの容器に入っているものがほとんどですが、これら容器の形状に関わらず、保存をするときには保管場所の温度に気を付けなればいけません。

そこで、保存場所として避けたい4つのポイントが以下になります。

  • 暖房器具の近く
  • 温度変化の激しい場所
  • 直射日光が当たる場所
  • 湿気が多い場所

これら注意点は、人が食べる缶詰食品の保存方法とまったく一緒なので、自分が食べるものとして考えて扱うと良いですね。

保存する場所の温度の目安としては25℃以下の場所が望ましいそうです。また、湿度が高くなり過ぎないよう、風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。

もちろん、人の食品と同様に冷蔵庫で保存しても問題はありませんが、味の低下や缶詰であれば破裂する可能性もあるので、十分に注意しましょう。

開封済みのウェットフードは基本的に破棄する

前項では未開封のウェットフードの保存方法をご紹介しましたが、次は”開封後”のウェットフードの保存方法についてです。

ウェットフードの保存で一番気を付けなくてはならないのが、実は開封後の保存方法なんです!ウェットフードは約75%が水分で出来ているため、人間が食べる生ものと同じ扱いをしなくてはいけません。

そのため、開封後そのまま放置しておくと時間を追う毎にどんどん劣化が進んでいきます。

愛猫が食べ残したとき…そのまま置きっぱなしにしていませんか?なるべくなら、食べ残しは一回づつ破棄しましょう。

魚に飽きた猫


開封済みウェットフードの賞味期限は1日

とはいえ、「ほとんど手を付けていない」「大量に残したからもったいない」という場合は、ラップをかけて冷蔵庫に入れておきます。ただし、開封後の賞味期限は1日程度です。たとえ冷蔵庫に入れたとしても、1日経過した場合は破棄しましょう。

子猫や老猫の場合、ウェットフード1缶を1食で食べられない場合もあるかと思います。その際は必要な分だけを与え、残ったものはガラス容器やお皿などに移し替えて保存してください。

そのままの容器で保存すると菌が繁殖する原因になるので気を付けましょう。こちらも、冷蔵庫で保管できるのは1日程度です。それまでに食べきるようにするか、残ったものは破棄してください。

ウェットフードを冷凍保存する

冷蔵庫に入る二匹の猫


人の食材同様に、残ってしまったものを冷凍保存する方法もあります。容器に移し替え冷凍し、解凍の際はレンジで温めるのではなく、冷蔵庫に入れて自然解凍するようにしましょう。そうすれば、味の劣化をかなり抑えられるようです。

ただ、開封直後のものと比較すると香りや風味は確実に落ちていますので、猫の食いつき方は悪くなってしまうかもしれません。

ウェットフードを常温で放置しておくと、あっという間に酸化が始まります。酸化したフードは、お腹を壊し下痢や嘔吐の原因となるだけではなく、脂質が酸化することで猫の細い血管に付着し動脈硬化やガンの原因にもなりかねません。

劣化したものを与えると結果的に猫の老化を早め、健康寿命を短くしてしまいます。万が一「変な匂いがする」「変色している」というウェットフードがあった場合は、酸化し細菌が増殖している可能性が高いので絶対に食べさせず破棄しましょう。

ウェットフードの保存方法まとめ

舌なめずりをする猫

非常時用に保存しておくと良い

ここまで、ウェットフードの保存方法についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

ウェットフードは未開封だと長持ちするので、多めに買って常備しておくことも出来ます。ペットは人間と同様に災害時の食料不足が懸念されているので、各家庭で備蓄しておく事がとても重要と言われているんです。

そのため、普段ウェットフードを食べさせない家庭でも、災害時用に保存しておくといいかもしれませんね。

なお、以下に管理人が今までの経験を基におすすめのキャットフードについて記載した記事があるので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。