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キャットフードを変えたら軟便に…?考えられる原因とその対策とは

 猫のうんちとはコロコロした状態のものが正常な固さで、ペットシーツなどに付くようなうんちは柔らかすぎる「軟便」と言えます。

 軟便になる原因は、ストレスや病気など様々ですが、もし最近キャットフードを変えたのなら…それが原因になっているかも?

 という事で今回は、キャットフードによって軟便になる原因を調べてみました!

フードを変えると軟便になる原因

トイレと猫

 今まで食べていたキャットフードから、違う種類のキャットフードに変えたとき、軟便になってしまったという経験はありませんか?

 これを経験した飼い主さんは意外と多く、突然の事にビックリしてしまう方も多いようですが、フードを変えたことで軟便になる原因は、消化酵素が関係しています。

 食べた物を消化するには、消化酵素の力が必要になり、その消化酵素の量は食べ物の成分によって変化するのですが、急にフードを変えることで、この消化酵素の量が適量にならず消化不良を起こすことが原因として考えられます。


成分によって軟便になる場合も?

食事中の野良猫

 キャットフードに含まれている成分が合わず、お腹を壊し軟便になってしまう事もあります。実は、市販されている多くのキャットフードの原材料となっている「穀物」は、猫がうまく消化できずに消化不良を起こし、軟便の原因となる食材なんです。

 また、猫が好むような材料であっても、粗悪な原材料が使われているために軟便になる場合もあります。

 「ミートミールや副産物と書かれた原材料を見たことがある」という方もいるかもしれませんが、これは単なる”お肉”というわけではなく、人間が決して食べることのない部位が使われている事も。

 もっとひどい場合だと、病気にかかった家畜や、死んでしまった家畜を材料として使われるケースもあるのだとか…。そんな材料が使われていれば、軟便になってしまうのも納得です。


軟便になったときの対策は?

トイレトレーニングをする猫

 自分たちが与えるキャットフードでお腹を壊して軟便になる…なんて絶対に避けたいですよね。キャットフードは猫が生きていく為に欠かせないものだけに、どうすれば軟便にならずに済むのか対策を知っておきたいところです。

 そこで、先ほどのキャットフードによる軟便の原因の対策をまとめてみました。


フードを変えるときは時間をかける

ドライフード

 新しいキャットフードに変えるときは、10日ほどかけてゆっくりとフードを移行していくのが理想的です。

 まずは、旧フードと新フードを1:9の割合から始め、その後2:8、3:7と割合を変えていきます

 このとき、新旧フードで必要なグラム数が違うと与える分量を迷ってしまいますが、初めは旧フードのグラム数に合わせ、完全に移行出来てから新フードのグラム数に合わせてあげると良いでしょう。

 食べたフードがうんちとなって排出されるのは1日~2日後くらいなので、しっかりと便の様子も確認しておきましょう。


穀物メインのフードをやめる

小麦と小麦粉

 肉食動物である猫にとって一番必要な栄養素は動物性たんぱく質です。動物性たんぱく質は、肉・魚に含まれているため、それらが主原料になっているフードを選ぶことで、軟便を回避できるかもしれません。

 原材料の一番はじめに記載されているのが、肉や魚になっているかを確認してくださいね!

 安価で売られているキャットフードの原材料を見ると、一番最初に穀物と書かれているものが多いです。

 もちろん穀物すべてが悪いわけではありませんが、これは穀物の量を増やすことで原材料のコストを抑えて安く販売するためであり、猫のことを思って作っているわけではありませんので注意しましょう。


ヒューマングレードにこだわる

食肉を運搬しているところ

 粗悪な原材料で作られたキャットフードだと、猫がお腹を壊して軟便になる可能性があります。そのようなフードを購入しないためにも、しっかりと原材料を確認することが重要です。

 大切な飼い猫には、より高品質で安全な原材料を使ったフードを選んであげたいですよね。

 そんなときは「ヒューマングレード」にこだわっているフードを選んでみましょう。ヒューマングレードとは、人間が食べられるレベルの原材料の事をいい、有名なメーカーだと「カナガン」や「ジャガー」などが挙げられます。

 普通に考えれば、人間が食べられないものを飼い猫に与えるなんて…と思ってしまいますが、それらを使っているキャットフードがあるというのも事実なので、気を付けていきたいですね。


消化に良い素材を選ぶ

魚をくわえる野良猫

 元々お腹が弱い猫であれば、どんなキャットフードを食べていてもお腹が緩くなり軟便になってしまう可能性があります。

 そんな猫には、なるべくお腹の調子を整えて消化しやすくなるようなフードを選んであげるといいですね。

 たとえば、原材料の中に腸の働きを活発にするオリゴ糖や、消化力を上げる乳酸菌が含まれているフードを選んだり、サーモンやさつまいもは消化吸収に優れた食品ですので、このような原材料を選ぶようにするといいでしょう。

まとめ

ご飯を食べるアメショー


 キャットフードによって軟便になることがあるなんて、驚きでした。大切な飼い猫が自分が与えたものでお腹を壊す姿なんて…見たくないですよね。

 今はフードを変える予定がなくても、病気やダイエット、シニア世代になったときにはフードを変更することがあるかもしれません。そのため、フードの切り替え方はぜひ覚えておいてください。

 また、元気な毎日を過ごし、少しでも長生きしてもらうためには、キャットフード選びにはこだわってあげましょう。猫は飼い主が与える食事だけを食べて生きてきますので、そこを忘れないでくださいね!


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