まぶたの中に…もう一枚!?猫のまぶたが2重になっている理由とは?
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第三のまぶたに名称はあるの?
名前は瞬膜(しゅんまく)?
白い膜は目を保護するためにあったんですね!また、病気も発見できるということで、しっかりと飼い猫の様子を観察しておかなくてはいけませんね。
ところで、「第三のまぶた」や「膜」と呼んできましたが…正式名称はなんというのでしょうか?
この猫の目にある白い膜の名前は「瞬膜(しゅんまく)」または「第三眼瞼(だいさんがんけん)」と言い、この第三眼瞼という名前から「第三のまぶた」という呼び方が生まれたそうです。
ちなみに、人間に瞬膜はありませんが、実はその名残が目頭のところにあるんです。目を開いたとき、目頭の方に見える少し盛り上がったピンクのふくらみの部分で、涙丘(るいきゅう)という名前が付けられているのがそれにあたります。
自分で動かすことは出来るの?
通常のまぶたであれば自分の意志でコントロールすることができますが、この第三のまぶたは任意で動かすことができるのでしょうか?
猫は、人間にはない「眼球後引筋」という筋肉を持っています。この筋肉が眼球を後ろに引き下げ、さらに眼球の外側にある「外側直筋」が瞬膜を引っ張り出すことで、瞬膜を出し入れしています。
この2つの筋肉ですが、前者の「眼球後引筋」を動かすのは自律神経のため、自分でコントロールする事はできません。一方、後者の「外側直筋」は外転神経でコントロールしているため、自分の意志で動かすことが出来ます。
つまり、2つの筋肉をコントロールできないという事は…自分の意志で出し入れする事が出来ないという結果になります。まぁ…自分の意志で出し入れする必要もないのでしょうが…。笑
また、前項にも記述しましたが、体調が悪く眼球が後ろへ下がることで、自分の意志とは関係なく瞬膜が出てくる事があります。この場合は、自分で出したわけではないので、なかなか元に戻りません。このようなケースを発見した場合は、すぐに病院へ連れて行ってあげましょう。
まとめ
無理やり見ると傷つける可能性も
ここまで、猫の目に見える白い膜「瞬膜」についての情報をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
猫が寝ていて「半目状態」になったとき瞬膜が見えると思いますので、そんなシーンに遭遇した場合はぜひ一度観察してみてください。
なお、瞬膜を見る方法というのもあるそうですが、猫が暴れてしまい万が一眼球を傷つけてしまっては困るので、無理やり見るのは止めておきましょう!
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