猫が毛づくろいをする理由とは?たまに噛んでいるのはなぜ?

記事公開日:
最終更新日:
猫の豆知識

本記事のポイント

  • 猫が毛づくろいをする主な4つの理由
  • 病気を見つけるきっかけになることも
sponsored link

猫の豆知識」カテゴリーの人気記事

猫を観察していると、寝て起きて、毛づくろいをしてまた寝る。ほとんどがこんな行動の繰り返しですよね。

猫は、一日の大半を寝て過ごすことが多いため、起きているわずかな時間に、遊んだり、ご飯を食べたり、毛づくろいを行います。

なかには、起きているほとんどの時間を毛づくろいに費やす猫もいるなど、猫にとって大事な行動だと言う事はわかりますが、なぜそこまで毛づくろいをするのか気になりますよね。

そこで今回は、猫が毛づくろいをする理由についてまとめてみました。

猫が毛づくろいをする意味

毛づくろいの意味まとめ

  • 基本は被毛の掃除や体温調整
  • 状況によっては自分を落ち着かせている

毎日、体をくまなく毛づくろいしている猫ですが、起きている時間の大半を使ってまで行う毛づくろいには、一体どのような意味があるのでしょうか?

以下に、猫が毛づくろい(グルーミングとも呼ばれる)をする理由を項目毎にまとめてみたので、確認していきましょう。

毛づくろいで体を綺麗にしている

掃除機で吸われる猫

まず、毛づくろいをする理由の一つに、体を綺麗にするという目的が考えられます。これは、比較的多くの方が耳にした事のある情報ではないでしょうか?

猫は、日常生活において被毛に付いたチリや埃、自身の抜け毛などを舐めることによって取り除いています。

このように体を綺麗に保つ事によって、フケや埃、抜け毛が溜まることで起こる「皮膚炎」や「毛玉」の予防に繋がるというわけです。

また、猫の毛づくろいによって「ノミ」の感染予防にも効果があると言われており、猫が体調管理をする上で欠かせない行為だと言う事がわかります。

毛づくろいで体温調整をしている

水を頭から被る猫

毛づくろいをする二つ目の理由に、体温調整をしている事が考えられます。

もともと、猫の祖先は暑さ厳しい砂漠で暮らしていたと言われており、その厳しい環境に適応するため、少量の水分でも体が機能する体質に変化したと言われています。

そのため、人間とは違って汗を掻くのが肉球などの一部だけとなっており、毛づくろいをした際に出る唾液の気化熱を利用して、体温を下げています。

また、逆に寒い日などは、毛づくろいによって被毛の中に空気を取り込み、体温を逃さないようにするなど、保温の効果を担うことも出来ます。

人間のように、汗を掻いたり服を着ることで行う体温調整を猫は毛づくろいをすることで、調整をしているんですね!

毛づくろいでリラックス効果を得る

街中でリラックスする猫

猫が毛づくろいをする三つ目の理由に、気持ちをリラックスさせる効果があるからと言われています。

言われてみれば…と思う方もいるかもしれませんが、猫は喧嘩をしたあと、飼い主に怒られたあと、何かにびっくりしたあと等、よく毛づくろいをしている事があります。

これは「転移行動」と呼ばれる行動で、緊張感や恐怖感、不安やストレスなどを感じた時に、相手に対して不安感を悟られないためだったり、気持ちを紛らわせる効果があると言われています。

人間がイライラした際によくおこなう「やけ食い」や「頭を掻く」行動が、これにあたります。

また、生まれたばかりの子猫は母猫に毛づくろいをしてもらい育つため、本能的に精神状態を落ち着かせる効果もあると言われています。

毛づくろいで自分の臭いを消す

お風呂に入る猫

毛づくろいをする四つ目の理由に、自分の臭いを消している場合が考えられます。

猫は本来、鳥やネズミなどを狩る習性をもっています。野生の環境で獲物を狩る際、自分に強烈な臭いが付いてると、その臭いに気付き獲物が逃げてしまう事もあります。

そのため、全身をくまなく毛づくろいし、臭いを消して狩りに出る準備をしているというわけですね。

ただ、家猫の場合だと狩りに出ることがないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、鳥やネズミを模ったおもちゃや、ねこじゃらしなどで遊ぶ行為が狩りに当たると考えられます。

毛づくろいで噛む理由は?

噛む理由のまとめ

  • 皮膚がかゆくて噛んでいる
  • 伸びた爪や剥がれる爪が気になって噛んでいる

おもちゃを噛む猫

前項目で、毛づくろいをする主な理由や意味を記述してきましたが、なかには「舐める」のではなく「噛む」猫も存在します。

一体、どんな理由があって噛んでいるのでしょうか?以下にまとめてみたので、確認してみましょう。

皮膚がかゆくて噛む

これは、舐めている被毛の下の皮膚がかゆい時に見られる行動で、歯で皮膚を掻いているだけなので、なんら気にする必要はありません。

ただし、同じ場所をしきりに舐め続ける、または噛み続けていた場合は、何かしらの異常がある可能性が高くなっています。

その際は、噛んでいる場所の被毛をめくり、皮膚が赤く腫れていたり、傷が付いていた場合は、皮膚病などの可能性があるため、病院へ連れて行ってあげましょう。

爪の生え変わりや毛づくろいの一環で噛む

毛づくろいをしている最中に、手や足を舐めていると思ったら急に爪や指先を噛み始めることがありますよね。

これは、指や爪の生え際がかゆい時に見られる行動ですが、ほとんどが毛づくろいの一環として行われているので、この場合もなんら気にする必要はありません。

ただ、爪の生え変わり時期は、爪の外側がはがれる事がありますよね。これが気になって噛んで剥がそうとする場合や、伸びた詰めが気になって噛んでいる場合も考えられます。

そのため、もし毛づくろいの最中に爪をガシガシ噛んでいたら、まずは愛猫の爪の状態を確認してあげて下さい。そこでもし、伸びていたら切ってあげれば良いですし、外側がはがれていたら無理に剥がさずそのままにしておいてあげましょう。

無理にはがすと血が出たり、痛がったりすることが多くなっています。

お互いに毛づくろいし合う意味

毛づくろいし合う意味のまとめ

  • 愛情表現によるもの
  • コミュニケーションを図る行為

多頭飼いをしていると、猫同士がお互いに毛づくろいをし合う場面を見かけることがありますよね。

自分の体がかゆかったり、自分の毛を綺麗にするためならわかりますが、お互いに毛づくろいをし合う意味は何なのでしょうか?そこで、以下に考えられる理由をいくつかまとめてみました。

愛情表現によるもの

これは親子関係にある猫や、仲の良い猫同士に見られる光景ですが、お互いに毛づくろいをし合うのは愛情表現の一種だと言われています。

親猫が子猫に対して毛づくろいをするのは、何となく理解できますよね。これの延長で、大人になっても互いに毛づくろいをし合っていると考えて良いでしょう。

また、相手の体を舐めることによって自分の匂いを相手に付けるという意味もあるそうです。相手に体をすり寄せて自分の匂いを付けるのと同じで、これもまた、愛情表現の一つとして考えられます。

猫同士のコミュニケーションによるもの

猫同士がお互いに毛づくろいをし合う行為の事をアログルーミングと言います。これは、親子同士とは違い他人の猫同士が行うものとして理解するとわかりやすいですね。

また、一般的にはメス猫がオス猫に対してアログルーミングを行うことはあるが、オス猫がメス猫に対してアログルーミングを行うことは無いと言われています。

ただ、管理人の飼う猫たちに親子関係はありませんが、お互い仲良くアログルーミングをし合っています。もちろん、オス猫(テト)とメス猫(アン)で互いにです。

そのため、他人同士の猫でも「避妊手術が済んでいる」「一緒に住んでいる」「長い付き合いがある」などなど、様々な条件によってアログルーミングの内容が異なるのかもしれません

まとめ

一言に毛づくろいと言っても、行う場面や環境によって色々な意味合いが含まれることがわかりましたね。

猫にとっては、気持ちを落ち着かせるためであったり、体調管理をするためであったり、食事や睡眠と同じく非常に大事な行動となっています。

そのため、起きている大半の時間を毛づくろいに費やす猫も、決して珍しいことではありません。

猫が毛づくろいをしていると、足をピンと上げたり、ちょこんと座ってみたりと、その愛くるしさに思わず触りたく気持ちはわかりますが、その時は優しく見守ってあげるようにしましょう!

関連記事一覧

  • コメント ( 4 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. もり まま

    うちには20歳と5歳の2匹の猫がいます…どちらも雌猫ですが若い方が年寄り猫のグルーミングをするるんですが途中で必ず耳や頭に噛みつくので時々血がにじんでいるのでやめさせたいのですが、ほっといていいんでしょうか?

    • 管理人

      もりままさん

      コメント頂きありがとうございます。

      >若い方が年寄り猫のグルーミングをするるんですが途中で必ず耳や頭に噛みつくので時々血がにじんでいるのでやめさせたいのですが、ほっといていいんでしょうか?

      きっとお互いグルーミングをし合うほど、仲が良いのですね^^
      さて、血がにじむほど噛んでしまう件ですが、たしかにそこまで噛んでしまうと心配になりますね。
      管理人の飼い猫も、3歳の猫が4歳の猫にグルーミングをする際、たびたび噛んでいるのを見かけます。
      ただ、血がにじむほどではないので特には気にしていませんが…。

      一点気になったのが、5歳の猫ちゃんは、甘噛みをする際の加減は分かっているようですか?
      もりままさんへの甘噛み加減はどうですか?
      一概には言えませんが、もしかすると甘噛みの加減がわからないまま育ってしまい、強く噛んでしまっているのかもしれませんね。

      まずは、20歳の猫さんの”噛まれ傷”に、ばい菌が入ってしまうといけないので、強く噛んでいるのを見かけた際は一度止めてみた方が良いかもしれませんね。
      あと、予防接種等で動物病院に行く事があれば、獣医さんに一度相談してみるのも良いかもしれませんね。

      参考になるかはわかりませんが、甘噛みについての記事を掲載しておくので一度ご覧になっていただければと思います。
      高ぶる感情を抑えきれなかった!?猫の甘噛みが意味するものとは

  2. マッチの母

    良く噛んでると思ってたのは、歯で掻いてただけなんですねー!

    • 管理人

      マッチの母さん

      コメントありがとうございます^^

      > 良く噛んでると思ってたのは、歯で掻いてただけなんですねー!
      そうなんです、毛繕いをしているときに、よく腹部の辺りや背中周辺を噛んでいる事がありませんか?
      通常、かゆいところがあると後ろ足でカッカッと掻いているシーンを見かけますが、これが届かない場所に対して、噛む事が多くなっているんですね。

      ただ、記事中にも記載していますが、何度も同じ箇所を噛んでいると思った時は、一度被毛をめくって皮膚を確認してあげてください。
      その際に、赤くただれていたり皮膚が傷ついていたら、怪我や皮膚病の可能性も考えられるので、一度獣医さんに診察してもらう事をおすすめします。

※コメントは管理人の承認後に表示されます