猫の雑種の性格や種類って?全体の約70%を超える「日本一飼われている猫種」!
猫の雑種の比率や定義
日本一飼われている猫種
現在、日本国内で飼育されている猫の数は約1,000万頭と言われており、世帯数で算出すると実に10件に1件が猫を飼っている事になります。
その中でも、「雑種(ミックス)」の猫が最も多く飼育されており、平成26年度(2014年)の日本ペットフード協会の調査によると、全体の79.6%もの猫が雑種であるとされています。
そもそも、雑種の定義がどのように定められているか曖昧な方も多いのではないでしょうか?雑種とは、同種かつ異なる品種同士を掛け合わせて生まれる個体の事で、つまりは別の猫種同士で交配した結果生まれた子はすべて雑種に分類される事になります。
そのため、飼い主の管理下以外の場所で交配し生まれてしまった子、他種同士の良いところを取って誕生させた子も雑種扱いとなるため、その大半を占める事となっているんです。
ちなみに、その他の猫の飼育割合は以下のようになっています。
○【2014年】国内における猫種別の飼育割合
- アメリカンショートヘア 4.0%
- スコティッシュフォールド 2.5%
- ペルシャ(チンチラ) 1.4%
- アビシニアン 1.3%
- メインクーン 1.3%
- ロシアンブルー 1.0%
- シャム 0.5%
- ノルウェージャンフォレスト 0.3%
- その他純血種 2.6%
- 雑種(ミックス) 79.6%
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目次
猫の雑種の性格
純血と違い決まっていない?
そんな、日本一多く飼われている雑種猫の性格は、純血種の猫とは違い育ってみなければわからない…という事がほとんどなんだそうです。
その理由としては、様々な種類の血が混合しているため各猫によってその血筋も違い、それに伴い性格も千差万別となっているということなんです。
ただ、絶対数が多いだけに一般的に言われている性格が当てはまる事がよくあり、短毛種の子は「元気で活発な子が多い」、長毛種の子は「穏やかで大人しい性格の子が多い」と言われています。
もちろん、必ずこれが当てはまると言う事ではありませんが、性格を判断する一つの目安として参考にしてみるのも良いかもしれませんね。
猫の雑種の種類
雑種の猫と言っても様々な種類の毛色が存在します。そこで、一般的にも広く知られている柄や毛色をいくつかピックアップしてみました。
猫の雑種の毛色【三毛】
三毛猫は日本が原産国のため、私たちは普段からよく目にすることがあります。ただ、海外ではとても珍しい毛色で、キャリコまたはトーティ・アンド・ホワイトという呼び名で親しまれています。
また、三毛猫は遺伝的にほとんどの確率でメスが産まれる特徴を持っています。そのため、性格は気分屋さんでちょっとツンとしたところが目立つそうです。
猫の雑種の毛色【茶トラ】
茶トラは日本で非常になじみ深い毛色と言われており、漫画に登場する猫やCMに登場する猫、他にもドラマや雑誌をはじめ様々なシーンで見ることがあります。
その理由も性格を知ると納得で、穏やかで争いごとを好まず、とても人懐っこい性格の子が多くなっているそうです。
猫の雑種の毛色【キジトラ】
キジトラは日本で最も多い猫種とされており、日本の雑種猫の原型になった猫と言われています。アメリカンショートヘアにもよく似ていますが、背中から腹部にかけての縞模様の違いから見分けることができます。
そんなキジトラの性格は警戒心が強く、野生猫の性質を強く残した性格と言われています。ただ、基本的には人懐こい部分も持ち合わせているため、慣れてくると近寄って甘える子もいるようです。
猫の雑種の毛色【サバトラ】
サバトラは明るめのグレー色に縞模様が入った毛色のことを指します。このサバトラもまたアメリカンショートヘアに似ていますが、キジトラ同様に背中から腹部にかけての模様の違いから見分けることができます。
ただ、性格は他のトラ柄猫たちとは違うようで、神経質な部分と懐っこい部分が両極端にでるそうです。そのため、慣れていない人には少々理解しがたい部分があるかもしれませんね。
猫の雑種の毛色【サビ猫(サビ)】
サビ猫は黒や茶トラの毛色がまだら模様になっている特徴的な見た目をしています。そのため、「べっこう」「雑巾猫」「パーティーカラー」など、様々な呼び名を持っています。
性格は非常に利口な子が多いため、少々いたずら好きな性格をしているようです。また、とても人懐こい一面も持っているので、触れ合いやすいタイプと言えるでしょう。
猫の雑種の毛色【ブチ猫(ブチ)】
ブチ猫は白毛をベースとし、黒や茶色のまだら模様のほか、所々にスポット模様が入った毛色のことを言います。この柄はとても個性的な見た目になることが多く、InstagramやTwitterなどで「おもしろ模様」として挙げられることが多い傾向にあります。
性格は警戒心が強く、あまり人に懐くことが少ない猫と言われています。そのため、初めて猫を飼う方にとっては少々ハードルの高い猫になるかもしれませんね。
猫の雑種の毛色【白猫】
白猫はその綺麗な被毛から日本国内だけではなく、海外からも非常に人気の毛色となっています。ほとんどの白猫は「白色遺伝子」または「白斑遺伝子」と呼ばれる遺伝子で白毛が生成されますが、なかにはアルビノと呼ばれる突然変異で生まれる白猫もいるそうです。
性格はとても神経質で、なかなか人に身体を触らせない猫と言われています。また、信頼した飼い主には嫉妬心を抱くほど、独占欲の強い一面を持ち合わせているそうです。
猫の雑種の毛色【黒猫】
かつて、日本で黒猫は「不吉の象徴」とされていて「目の前を黒猫が横切ると不幸がおこる」なんて言われたこともありましたが、現在では「夜でも目が見える」等の理由から「福猫」として魔除けや幸運、商売繁盛の象徴として扱われています。
また、全身黒の毛色の中に小さな白模様があると、それが「エンジェルマーク」と呼ばれ非常に親しまれる存在になりました。
そんな黒猫の性格はクールそうな見た目に反し、人懐こく甘えん坊で、とても穏やかな性格の子が多いそうです。
猫の雑種の画像
雑種猫の様々な情報を紹介してきましたが、色々な画像も見たいですよね!そこで、以下にInstagram上にアップされている画像をいくつかピックアップしてみたので、様々な雑種猫を見てみましょう。
コメント ( 2 )
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猫に惚れちゃいそう♡
さかなくんはとっても可愛いです。