まぶたの中に…もう一枚!?猫のまぶたが2重になっている理由とは?
なぜ2枚もあるの?
可愛い飼い猫の気持ちよさそう寝ている寝顔を見るのは、とっても幸せな気持ちになりますよね♪
しかし、寝ている飼い猫の目に白い膜のようなものが見えて…ビックリしたことはありませんか?
これに驚き、慌てて病院に連れていく飼い主さんもいるようですが、実はこれ「第3のまぶた」と呼ばれているもので、猫には必ずある膜なのです。
人間にはないだけに「猫の目にあるこの膜はなんの役割があるの?」と疑問に思ってしまいますよね。そこで今回は、猫の目にある白い膜についての情報をまとめてみました。
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どうしてまぶたが2枚もあるの?
猫の目にある白い膜、いつも見えているわけではないですが、どのような役割があるのでしょうか?そこでまずは、どんな役割があるのかについて確認していきましょう。
目を保護するため
この「第三のまぶた」と呼ばれる白い膜は、上まぶた・下まぶたとは違い、薄く眼球にピッタリと張り付くよう存在します。
猫の祖先は砂漠で暮らしていたので、この膜によって砂から目を守るように発達したのではないか?と考えられています。
この膜は猫以外の動物にもあり、ペンギンが水中を泳ぐときには膜で目を覆っていたり、ラクダの場合は砂漠の砂嵐からこの膜で目を守っています。また、ペンギンやラクダは膜が透明なので、膜を閉じたまま泳いだり歩いたりすることが可能となっています。
一方、猫の場合は膜が白っぽいため、歩いたり走ったりすることは出来ないという違いがあります。
砂から目を守る以外の役割も
家猫の場合は、砂から目を守るというシチュエーションがほとんどありませんが、それでもこの膜は役に立っているんです。
室内に舞うゴミやホコリから目を守ることはもちろん、涙を眼球に塗り付けたり、目に入ってしまったゴミを目じりに集めるなど、車で言うワイパーのような役割も担っています。
また、本来は寝ているときなどリラックスした状態で出るものなのですが、栄養失調や脱水症状になった時、この膜が出て戻らなくなることがあるそうです。
また、チェリーアイと呼ばれる膜が赤く腫れて戻らない病気などもあります。膜が1日以上出て戻らない場合は、なんらかの病気が疑われますので、すぐに病院に連れて行ってあげてください。
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