猫は蚊に刺されても大丈夫?アレルギーや病気になるリスクは?

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猫の豆知識

猫って蚊に刺されても大丈夫なの?

 夏の夜、寝ようと思って布団に入ると…どこからともなく聞こえてくる「プーン」という蚊の飛ぶ音。

 寝ている間に蚊に刺されてしまうかも…と不安になりますが、実はその蚊、人間だけではなく、愛猫を狙っているかもしれないんです!そのため、「大切な愛猫が蚊に刺されたら病気にならない?」と心配になる方も多いはず。

 そこで今回は、猫が蚊に刺された場合の病気や、蚊対策などについてまとめてみました。


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    蚊取り線香とセンス

     人間が蚊に刺されると、赤く腫れ上がりかゆくなりますが、猫はどうなるのでしょうか?

     猫が蚊に刺されると、人間と同様にかゆみが出るそうですが、ほとんどの場合がそのまま何もせずにいても大丈夫なようです。

     ただし、刺された場所をずっと気にしていたり、掻きむしっている様なら、病院に連れて行ってあげましょう。

     また、猫は人間と比較すると蚊に刺されづらい生き物なので、そこまで気に掛ける必要はないでしょう。人間も頭皮が刺されづらいのと同様に、短毛種や長毛種を問わず全身が毛覆われているため、蚊もなかなか皮膚までたどり着かないようです。

     とはいえ、毛が少なく皮膚の薄い「鼻」や「肉球」のほか、「耳」は特に刺されやすい箇所なので、対策をするに越したことはないですね。


    蚊に刺されると病気になる?

    夏バテの野良猫

     ところで、猫が蚊に刺されると何かしらの病気に感染することはないのでしょうか?

     人間でも、近年大流行を見せたデング熱やジカ熱は蚊を介して感染した病気です。飼い猫にも感染しないかと、心配になった飼い主さんも多い事でしょう。

     そこで調べてみたところ、デング熱やジカ熱が猫に感染する確率は、ゼロではありませんが限りなく低いそうです。また、万が一感染したとしても、あまり症状が現れないため血液検査をするしか病気を発見することができないのだとか。

     ただ、猫が蚊に刺されることで感染する病気もあるようなので、以下に、感染例の多い2つの病気を紹介していきます。


    蚊アレルギー

     その名の通り、蚊に刺されることで起きてしまうアレルギーです。

     蚊アレルギーの特徴として、耳や鼻に発疹のような症状が現れます。蚊に刺された場所がそれ以外の所でも、耳や鼻にアレルギー症状が出ることがあるので、よく観察しておく必要があります。

     治療方法としては、ステロイドを使って症状を抑えることが多いようです。

     掻きむしって血だらけになってしまう事もあるようなので、見つけたときはすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。


    猫フィラリア

     フィラリアというのは寄生虫のことで、犬に感染しやすい病気として広く知られていますが、近年では猫にも感染することが分かっています。

     感染経路としては、フィラリアに感染している犬を刺した蚊が、さらに猫を刺すことで感染します。

     猫フィラリアの症状として、咳・呼吸困難・食欲不振・嘔吐などが挙げられますが、その他の病気と区別が付かないことも多いそうです。また、2010年には、室内飼いの10頭に1頭はこの猫フィラリアに感染しているという研究報告もあり、北海道から沖縄まで感染が報告されています。

     中には、2匹のフィラリアが寄生したことによって突然死を起こしてしまった事例もあるようなので、よく注意しておいた方が良いでしょう。

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