昼と夜で猫の黒目が変化するのはなぜ?光に関係が?
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どうして昼と夜で猫の黒目は変化する?
昼に黒目が細くなる理由
前項でもお話ししましたが、猫の黒目が昼に細くなるのは「視界を良くする上で必要な光の量が少しでも大丈夫だから」です。
昼間は太陽が出ていることもあり、外は非常に明るいですよね。ところが、猫にとっては太陽の光が強すぎて、視界をうまく保つことができないのです。
そのため、黒目を細くして目に入る光の量を調節することで、モノを正確に把握できるようにしています。この現象は、室内で使用する照明などの人工灯でもよく見られます。
夜に黒目が丸くなる理由
一方で、猫の黒目は夜になると大きく丸くなります。これも、目に入れる光の量を調節する事で起こる現象です。
夜になると陽が沈むため、光の量がグンと減りますよね。すると、猫は黒目を大きく見開き、わずかな光をも吸収できるようにします。そうすることで、暗闇でもモノを正確に把握できるようになります。
猫は辺りが暗くても惑うことなく歩けますよね。その理由は、黒目を大きくすることで微量の光を吸収し、視界を良くしているからなんです。
こんな時にも猫の黒目は変化する!
猫の黒目が細くなる時
猫の黒目が細くなる時は、虹彩(こうさい)の中にある「瞳孔括約筋(どうこうかつやくきん)」という筋肉が働いています。瞳孔括約筋は、副交感神経の支配を受けている筋肉の1つとして知られています。
そのため、副交感神経が優位になる状況に置かれると、昼間以外でも猫の黒目は細くなります。
特にリラックスしている時は、副交感神経が働くので、瞳孔括約筋が影響を受け、猫の黒目は縦に収縮していきます。
猫の黒目が丸くなる時
猫の黒目が丸くなる時は、主に「瞳孔散大筋(どうこうさんだいきん)」という筋肉が働きます。瞳孔散大筋も虹彩の中にありますが、瞳孔括約筋とは異なり、交感神経の支配を受けている筋肉です。
そのため、以下のような交感神経の働きが活発になりやすい状況になると、猫の黒目は丸くなります。
- 興味が湧くものを見ている時
- 驚きや怖さを感じている時
- 気分が不快になる時
猫は、黒目が細くなったり、丸くなったりするたびに顔の印象が変わりますが、そこもまた魅力の1つです。猫好きな方は、黒目だけでなく、そんな顔の変化も楽しんでみてはいかがでしょうか?
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