猫や子猫にお風呂やシャンプーって必要?入れるとしたら…どれくらいの頻度がいいの?
本記事のポイント
- 頻繁に入れる必要はなし
- 生活環境に合わせる方がいい(外飼い・室内飼い)
- 子猫は基本不要
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目次
猫のお風呂はひと苦労…という飼い主さんの嘆きを耳にすることがあります。
そもそも猫が水嫌いというのは有名な話ですし、お風呂に苦労するのは当然のことかもしれません。とはいえ、飼い猫をキレイにしてあげたいと思う親心から、お風呂に入れたくなるのもわかります。
そこで今回は、猫にとってお風呂はどれぐらいの頻度で入るのがいいのか?という疑問についてまとめていきます。
お風呂に入れる回数や頻度
本記事のポイント
- 年に1~2回程度で十分
- 外飼いと室内飼いで変わる
猫は毛づくろいによって自分をキレイにすることが出来るので、人間のように頻繁にお風呂に入らなくも清潔感を保てるようですが、回数的にはどれぐらいを目安にすれば良いのでしょうか?
お風呂好きな子と嫌いな子によって回数に差はありますが、年に1~2回程度のお風呂で十分だそうです。
お風呂に入れるタイミングとしては、抜け毛が気になる春から夏の時期で、ブラッシングだけでは取り切れない毛もスッキリします。ただ、猫が風邪気味のときや予防接種の前後などはやめましょう。
お風呂やシャンプーに必要性はあるの?
猫は水に濡れることが嫌い子が多く、お風呂に入れようとしたらすぐ逃げていく…、引っかかれた…という経験をしている飼い主さんも多いようです。
では、そもそも猫にお風呂は必要なのでしょうか?そんなにお風呂を嫌がるなら、無理に入れなくては良いのでは?とさえ思ってしまいますよね…。
猫は一日に何度もグルーミングをするほどキレイ好きな動物です。その証拠に、猫が数週間お風呂にないってなくても、不快な匂いはしてこないですよね。※管理人が飼ってる猫たちも数週間では臭くなりません
ですから、嫌がる猫を無理にお風呂に入れなければならない、というわけではありません。お風呂に入ることが飼い猫にとって大きなストレスになるくらいなら、無理に入れる必要はないでしょう。
ただ、外猫の場合は泥や砂、虫などが付着してくる事もあります。また、家猫であっても毛に汚れ絡まったり、排せつ物が付いてしまう事も考えられるので、飼い主としてはお風呂に入れたくなる気持ちもわかります。
なので、そんなときにだけお風呂に入れるようにしてあげると、飼い主・猫ともに負担が軽くなるので、状況を判断しながら入れてみると良いでしょう。
ちなみに、猫に引っかかれてお風呂に入れるのが怖い…。爪が嫌だ…。という方は、以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
猫種毎のお風呂の回数や違い
本記事のポイント
- 長毛種や毛がカールした種類は2~3回
- 短毛種や無毛種(ヘアレスキャット)は1~2回
前項目では室内飼いや外飼いの違い、お風呂の必要性について説明しましたが、自分が飼っている猫種についても詳しく知りたいところですよね。
長毛種から短毛種、無毛種(ヘアレスキャット)など、各種類ごとの違いについて以下にまとめてみたので参考にしてください。
長毛種~ノルウェージャン・ペルシャなど
長毛種は抜け毛が落ちていると目立ちやすいですよね。また、脇やお腹に毛玉が出来やすく、汚れも付きやすいです。
また、毛が長い分、猫にとっても毛が濡れることは負担と感じる事も多いようです。そのため、こまめにお風呂に入れることを考えるよりも、毎日ブラッシングをして、日頃からのケアを大切にするようにしましょう。
肝心のお風呂の回数は、長毛種なので多く入れたいところですが、猫の負担を考えると年に2~3回程度が良いでしょう。
対象となる猫種として、ノルウェージャンフォレストキャット、ペルシャ猫、サイベリアン、メインクーン、ラガマフィン、ミヌエットなどが挙げられます。
カールした毛~セルカークレックス・ラパーマなど
カールした毛は絡まりやすく、毛玉になりやすいという特徴があります。そのためキレイなカールに保つには、1日1回以上のブラッシングが必要です。
また、毛がカールしている猫種は、皮膚から分泌する皮脂が毛に溜まってベタつくことがあります。可能であれば定期的にお風呂へ入れたいところですが、蒸しタオルなどで拭いてあげることによって、より美しいカールを保つことが出来るでしょう。
お風呂の回数は、負担にならないのであれば3~4回は入れてあげたいですね。嫌がる場合でも年に2回は入れたいところです。
対象となる猫種として、セルカークレックス、コーニッシュレックス、ラパーマなどが挙げられます。
短毛種~アメリカンショートヘア・雑種など
短毛種は毛に汚れも付きづらく、猫自身のグルーミングだけでも十分に清潔感を保てます。さらに、抜け毛も目立ちずらいので、定期的なお風呂は必要ないでしょう。
ただ、ネット上には短毛種の猫が気持ちよさそうにお風呂に入っている画像や動画が沢山あります。短毛種の猫は水を怖がらない子も多いようなので、猫の方からお風呂をせがんでくることがある…かも?笑
とはいっても、皮脂や汚れが溜まらないわけでは無いので年に1回程度、多くても2回入れれば十分でしょう。
対象となる猫種として、アメリカンショートヘア、マンチカン、エキゾチックショートヘア、スコティッシュフォールド、アビシニアン、ロシアンブルーなどが挙げられます。
無毛種(ヘアレスキャット)~スフィンクス・ドンスコイなど
無毛種(ヘアレスキャット)と言っても、実際には産毛のような毛で覆われています。それでもブラッシング等の必要がないので、お風呂もさほど必要がないと思いますよね?
ところが、毛がないことでシワや指の隙間に汚れが溜まり易く、皮膚から出る脂も蓄積していきます。
そのため、意外にも定期的なお風呂を必要とする場合があるんです。お風呂を嫌がる子であれば、蒸しタオルなどで拭くだけでも清潔に保つことが出来るでしょう。
気になるお風呂の回数は年に1~2回で十分でしょう。その代わり、皮脂や汚れが溜まるので定期的に蒸しタオルなどで体を拭いてあげてくださいね。
対象となる猫種として、スフィンクス、ドンスコイ、バンビーノなどが挙げられます。
子猫のお風呂の回数や頻度は?
成猫の様に外で遊んで汚れてきたり、皮脂が溜まって汚れた場合はお風呂やシャンプーをしたくなりますが、子猫の場合はどうなんでしょうか?
子猫は基本的に体温調節が苦手です。生後数週間の場合は体温調節もできません。そのため、無理にお風呂やシャンプーをする必要はなく、体が汚れた時は蒸しタオルなどで拭き取る程度で問題ありません。
また、子猫のうちに無理やりお風呂に入れて嫌な思いをさせてしまうと、成猫になってもお風呂が嫌いなままの事が多いので、無理にシャンプーさせることはおススメしません。
逆に、子猫のうちにお風呂は気持ち良いと思い込ませることが出来たら…今後のお風呂が非常に楽になるでしょう。笑
ちなみに、管理人が飼うアンは生後数週間で我が家に来ましたが、最初のうちは蒸しタオルで体を綺麗に拭いていました。幼猫の頃は排せつ物が毛に付着することがあるので、汚れていたら都度タオルで拭くようにすると良いですね!
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